『心の架け橋』優

有料ブログ・心の架け橋・魂のお掃除

『変なオッサン物語』第19話

2月26日分

 

少年が10歳 ~ 12歳の頃の話。

 

不思議な少年がいる。噂は次第に広まり始めた。

少年にして見たら、迷惑な事。学校から帰ってほんの少しだけ遊ぶ。家に帰ると内職の手伝い。学校が休みの日は、内職手伝いか、時間が有れば、許されれば、大人に交じって大好きな野球の練習をするのだが、噂を聞いて家に来る大人たちの話を聞くしかない。すると、子供としての自分の時間とは作れなくなる。あっっぁ。何でなの?

何で大人たちは自分の事を自分で決めれないの?

何で子供の言う事を聞きたがるの?

少年にとっては、物凄く迷惑な事。

当時の少年の楽しみは、大人に交じっての野球の練習なのです。お古のグローブ、バット、ボールを貰い大切に使う。大人たちが練習をしない時には1人で、ブロック塀にピッチ―としての練習。投げて、投げて、の繰り返し。少年は高校野球、甲子園大会を見て憧れ、自分も甲子園に行きたい!と夢を見ていたのです。

夢を追いかける時間も無く。あっっぁ。夜は寝るまで内職の手伝い。

 

そんな時の大人たちの相談とは!

 

記憶に残っている。知らないご夫婦が来て、悪い事ばかり起こる。何か付いて入るのでは? 

 

率直に何も見えない。と答えたら、そしたら、家に何かがついているのでは?

と言われて、行き成り、車に乗せられてその家に連れて行かれた事を覚えています。

 

そこの家とは、小さな山が連なる山の中の一軒家でした。家は大きく、敷地に沢山の建物が建っていて、でも、どの建物も古い建物でした。

外には、井戸が有って、でも井戸は使っていないと聞きました。

敷地の周りは木で囲まれていて、隣の家までは見えない。距離も離れていました。

住居となっている家の中に連れられて、案内され、他の建物も案内され。

 

どう思いますか? 少年は霊媒師ではない。なぜ?

 

そして、聞かれました。正直に感じた事を話してくれ。とご夫婦に言われ、

少年は話始めるのでした。

 

続く。