1月18日分
少年は一等を目指している。思いっきりスタートした少年は!
走り出してコースの半分までは一位!
ところが、コースの内側にヶ所ヶ所にコース内に入らない様に上級生が座っている。
その1人の上級生の所を過ぎる瞬間!
バターン!少年は転倒する。
何が起きたのか!
それは、上級生が足をコース内に伸ばしたのです。伸ばした足が少年の足に!
転倒、少年は必死に起き上がり走り始めますが足が痛い。膝を思いっきり地面に叩きつけ、血が流れている。痛い、必死に走るが、最後尾。最後尾でバトンを渡す。
走り終えた少年の所に先生が駆け寄り、足の治療となる。
なんとも、何で?足を伸ばすの? チームは予選敗退となってしまった。
治療を終えて戻ってきた少年の目に飛び込んで来たのは!
騒いでいる。先生が何人も集まっている。大きな声。
そこの真ん中で大きな声を出していたのは!
幼稚園で仲良くなった少年の友達。小学校の近くのお金持ちの子供。
友達が怒鳴っている。相手は5年生らしい。足を伸ばした5年生に!
ふざけた事するな!なんで足を伸ばした!俺は見ていた!あやまれ!
と叫んでいたのです。必死に止めに入る先生達。5年生は小さくなって無言の様に視えたのです。
物凄い勢いで迫る友達。少年はかけより有難う。もう良いよ。と友達に声をかけて2人は戻ったのです。
今でもよく覚えている。あの俊寛。友達とは有難いと少年の心に確りと埋め込まれたのです。この友達とは大人になっても、1番の親友となり色々な事を共にする中となるのです。
楽しみにしていた部落リレーでの一等賞! はかなくも遠くに行ってしまった。
でも、もっと素晴らしい事を少年は手にいれたのです。
幼い心でも親友の有難さ。