『心の架け橋』優

有料ブログ・心の架け橋・魂のお掃除

『最初の動機』第3話

6月29日分

 

霊感霊視 電話占い師 デビュー!

 

待機時間がスタートしました。サイトにはトップページにて物凄い宣伝が!

 

物凄い先生のデビューと書かれています。鑑定スタート時間。すると、行き成り電話が鳴り、そう、1人目の占いが始まったのです。

 

もしもし、はじめまして。先生のプロフィールを拝見して是非お願いしたくて!

恋愛について相談させて下さい。… … … と 占い相談開始。

最初は話に合わせて聞いている。時間と共に話を聴いているだけでは駄目。霊感霊視による分かった事を伝えるしかない。どの様なアクションで霊感霊視で視たのか。伝えるのには、役者に成りきらなければならない。女優の始まり。何も視える訳でもなく、分かる訳でもなく、ただひたすら何を言って貰いたいのか探る。そして、喜んでもらえる様に話す。すると、喜んでくれる。そして、その時の鑑定は終わる。

ふっーと一息する暇もなく、次の電話が鳴る。

同じように占いをする。でたらめ演技の占い。

次から次へとでたらめ占いとなる。

 

初日は何とか終了。2日目も同じく相談者様の列。1週間続く。

その次辺りから、2回目となる相談者から電話となり、先生、この前見て貰って言われた事と違うんですけど、とか、逆に悪くなったのですが。とか、でも中には、先生の言われた通りに良くなれたので次はどうすればもっと良くなれますか。とか。

 

初めての占いでは必死にその場だけをこなす。サイト会社から何を話したかメモを取る事。と言われていたが取れていなかった。2回目に初回の時何を話したのかさえ覚えていない。焦る。冷や汗もので占いを乗り越える。その内に、自分は霊感霊視の占い師。自信を持って言い切れば相談者は信じる。そうだ!なりきれ!と自分に言い聞かせるのでした。

 

 

 

続く