『心の架け橋』優

有料ブログ・心の架け橋・魂のお掃除

『哀しみと希望の日々』第2話

6月26日

 

最近 目が合う。目が合う優しいお姉ちゃんがいるの。

 

私、お姉ちゃんと目が合うと『ニァー』て鳴くの。

 

お姉ちゃんも私を呼んでくれる。嬉しくなるの。

 

お姉ちゃんのお家はすぐそこなの。気が付いたの。

 

お姉ちゃんは私にご飯をくれるようになったの。新鮮なお水もくれるの。

私、物凄く嬉しいの。

 

でも私は野良、いる場所はない。どこまでもお姉ちゃんに甘えてはいけない。

 

 

それと、たまにご飯をくれるお婆さんの家と近いの。飼い猫がウロウロするの。

私より大きい飼い猫。そのネコとは違う飼い猫もいるの。私は野良。飼い猫ではないの。

 

 

そして、お姉ちゃんは私専用にネコのご飯を買ってきてくれる。そして、私にご飯をくれる。

嬉しい。美味しい。お腹が満たされる。乾ききった喉も潤う美味しいお水。

 

幸せを感じる私。毛並みが少し良くなった。後は痩せこけた体が元気になると嬉しいな。

 

 

季節は梅雨となった。雨が多い、私は居場所がない。

 

 

すると、お姉ちゃんの家に、えっっ! これって私のお家!

 

 

お家とご飯とお水がある。これって私のお家なんだわ。ありがとうお姉ちゃん!

 

でも、私は野良、行き成りは住めないの。でも、夜は来れるの。お昼はお水を飲みに行くの。美味しの。

 

 

私は喜んでいたら! 飼い猫が私のご飯を食べてしまう。飼い猫は大きいの。

 

あっっぁ。ご飯が・・・

 

 

 

飼い猫が私のご飯を食べてしまう事に気づいてお姉ちゃん。

 

私が深夜にくる事を知っている。そして、朝方食べる事を知っている。

 

 

 

 

 

続く。