6月26日
最近 目が合う。目が合う優しいお姉ちゃんがいるの。
私、お姉ちゃんと目が合うと『ニァー』て鳴くの。
お姉ちゃんも私を呼んでくれる。嬉しくなるの。
お姉ちゃんのお家はすぐそこなの。気が付いたの。
お姉ちゃんは私にご飯をくれるようになったの。新鮮なお水もくれるの。
私、物凄く嬉しいの。
でも私は野良、いる場所はない。どこまでもお姉ちゃんに甘えてはいけない。
それと、たまにご飯をくれるお婆さんの家と近いの。飼い猫がウロウロするの。
私より大きい飼い猫。そのネコとは違う飼い猫もいるの。私は野良。飼い猫ではないの。
そして、お姉ちゃんは私専用にネコのご飯を買ってきてくれる。そして、私にご飯をくれる。
嬉しい。美味しい。お腹が満たされる。乾ききった喉も潤う美味しいお水。
幸せを感じる私。毛並みが少し良くなった。後は痩せこけた体が元気になると嬉しいな。
季節は梅雨となった。雨が多い、私は居場所がない。
すると、お姉ちゃんの家に、えっっ! これって私のお家!
お家とご飯とお水がある。これって私のお家なんだわ。ありがとうお姉ちゃん!
でも、私は野良、行き成りは住めないの。でも、夜は来れるの。お昼はお水を飲みに行くの。美味しの。
私は喜んでいたら! 飼い猫が私のご飯を食べてしまう。飼い猫は大きいの。
あっっぁ。ご飯が・・・
飼い猫が私のご飯を食べてしまう事に気づいてお姉ちゃん。
私が深夜にくる事を知っている。そして、朝方食べる事を知っている。
続く。