3月14日分
少年は、3歳頃より母親に毎日、肩たたきもしてきています。
でも、少し前より、毎晩、ご飯を食べ終わると!
母親は出かけるのです。
ある人が迎えに来るのです。帰ってくるのは、深夜となるのです。
殆ど毎日、何をしているのか? ただ、出かけて来ると言って出かける母親。少年は夜は寂しいのでした。
寄り添っていてくれたのは、ミーコだけ。毎晩ミーコと一緒に抱き合って眠るのでした。ミーコが居なかったら本当に1人ボッチ。姉は、1人で上京していたのです。
古い、ボロボロの家は、風が吹くと、バタバタと大きな音を出す。大雨の時も、台風の時も1人ボッチだったのです。地域柄台風が多い地域。毎年、台風で家が飛ばされないか心配な家に1人ボッチ。ミーコと抱き合っていられた事が救いだったのです。
その迎えにくる人とは、母親が自転車で行ける無近くの人。
仕事に入っていた所。そこは、そこのご夫婦と少年の母親だけが仕事をしている。
そして、内職をつせて貰っている所。そこのご主人。
そして、なんと!少年の名付け親なのです。
名付け親が、自分の親、身内ではない。なぜ? 少年は、現在の年になっても、嫌いな自分の名前なのです。
寂しい物です。常に言われる。お前の名前は俺が付けたと。
そして、ミーコが子供を産みました。3匹。いつもミーコは子供を産むと母親がどこかに置いてくる。今度は、ミーコは子供を産んでも取られないようにと隠したのです。
家の天井に生んで育てたのです。子供は、元気に育ちねミーコは、家の中に連れて来るのでした。
母親は有る程度大きくなった子猫を見て、少年の顔を見ました。少年とミーコは絶対に嫌だ!子猫はこの家で住ませる!と、母親に猛抗議!諦めた母親は子猫を許してくれたのです。
子猫の名前は簡単でした。みなさん笑うでしょう。
女の子の赤毛のトラ模様は、『あか』
男の子のトラ模様は、『とら』
男の子のブチ模様は、『ブチ』
見たまんまの名前となりました。
可愛そうにと思うでしょう。
続く。