3月15日分
少年は4匹のネコと夜を凄し寂しさを無くして行くのでした。
ある日の事。
お爺ちゃん。知らないお爺ちゃんが少年の家に来ました。
話を聞くと、お爺ちゃんは、長い間、1人暮らしをしていて、愛ネコと生活していたそうです。
その愛ネコが永眠したとの事。愛ネコはいつもお爺ちゃんに寄り添って、16年間と言う長い時を共にしたとの事。
愛ネコの写真を沢山持ってきたお爺ちゃん。少年に愛ネコは何か言っていますか?
入っている事が有ったら聞きたいのです。と少年に話しました。
写真を見る少年。その横には、お爺ちゃんにスリスリする少年のネコ達。
少し時間が止まった感じ。少年はお爺ちゃんに話始めました。
女の子だった愛ネコ。私はお爺ちゃんと生活が出来て嬉しかった。人間としてお爺ちゃんの子供になりたかった。
でもね、ネコでも幸せでした。今でもお爺ちゃんの傍にいるの。
いつも私を思いだしてくれて嬉しい。
元気でいてね。
と、人間として子供になりたかった。愛ネコの本当の思いだったのです。
お爺ちゃんは、涙を流して帰られました。
ネコと人間。繋がるのです。
ワンちゃんも同じく繋がるのです。
ペットですが、愛が繋がるのです。ペットとは、人間としてと思うのです。
家族なのです。
その後、お爺ちゃんは、ネコは飼わないで、(自分が年だから)少年の家に遊びにくるようになりました。遊び相手は、4匹の少年のネコ達。
ココロ優しいお爺ちゃんに4匹のネコ達は心を許して寄り添うのでした。
お終い。