『心の架け橋』優

有料ブログ・心の架け橋・魂のお掃除

『変なオッサン物語』第23話

3月15日分

 

少年は4匹のネコと夜を凄し寂しさを無くして行くのでした。

 

ある日の事。

 

お爺ちゃん。知らないお爺ちゃんが少年の家に来ました。

 

話を聞くと、お爺ちゃんは、長い間、1人暮らしをしていて、愛ネコと生活していたそうです。

 

その愛ネコが永眠したとの事。愛ネコはいつもお爺ちゃんに寄り添って、16年間と言う長い時を共にしたとの事。

 

愛ネコの写真を沢山持ってきたお爺ちゃん。少年に愛ネコは何か言っていますか?

 

入っている事が有ったら聞きたいのです。と少年に話しました。

 

 

写真を見る少年。その横には、お爺ちゃんにスリスリする少年のネコ達。

 

少し時間が止まった感じ。少年はお爺ちゃんに話始めました。

 

 

女の子だった愛ネコ。私はお爺ちゃんと生活が出来て嬉しかった。人間としてお爺ちゃんの子供になりたかった。

でもね、ネコでも幸せでした。今でもお爺ちゃんの傍にいるの。

いつも私を思いだしてくれて嬉しい。

元気でいてね。

 

と、人間として子供になりたかった。愛ネコの本当の思いだったのです。

お爺ちゃんは、涙を流して帰られました。

 

ネコと人間。繋がるのです。

 

ワンちゃんも同じく繋がるのです。

 

ペットですが、愛が繋がるのです。ペットとは、人間としてと思うのです。

家族なのです。

 

その後、お爺ちゃんは、ネコは飼わないで、(自分が年だから)少年の家に遊びにくるようになりました。遊び相手は、4匹の少年のネコ達。

ココロ優しいお爺ちゃんに4匹のネコ達は心を許して寄り添うのでした。

 

 

 

お終い。