1月9日分。
ミーコは、ボス猫より教えて貰った。
ミーコよ、お前の家の方に向かっている奴がいる。
それは、最近良く現れる奴。
長い、なが～い！奴！
道の真ん中を堂々と進む奴！
顔を少し上げて！進む奴！
近所の、そいつの仲間では！大将！
アオダイショウ！
長さが二メートルはある蛇！
ネコ達は見かけても余りにも大きいので避けていた。そいつがミーコの家に向かっている。との情報。
ミーコは思った。そいつがお兄ちゃん
『変なオッサン』に近づいたら危険だ！
何とかしないとならないと。
お兄ちゃんは家の中にいる。よし、大丈夫た！私が何とかする。と。
ミーコは家の庭に隠れて見張っていた。
そして！奴が来た。
シャー！ シャー！とミーコは威嚇する。
蛇も立ち止まり！
ミーコとニラメッコ！
少年はミーコのシャー！と言う声で！
んっ？ と、庭を見ると！
ミーコと奴がニラメッコしている！
ミーコ！おいで！危ないよ！と少年は必死でミーコを呼ぶものの！
その時は来た！
ミーコはお兄ちゃん危ない！来ないで！
と、お兄ちゃんに一声！
少年もミーコに危ない家の中に来な！
その瞬間！
ミーコは奴に飛びかかった！
奴は、ミーコの体に巻き付いた！
ゴロゴロと転がり始めた！
ミーコは、必至に爪を奴に差し込み！
思いっきり！噛みつく！
奴も必至にミーコの体に巻き付き締め付ける！
少年は見ていられない！
ミーコが絞め殺される！なんとかしないと！
少年は奴に向かった！
ミーコは、お兄ちゃんに近づけないように必死で転げ回り！奴にもう攻撃！
少年が奴に手が届こうとした瞬間！
奴は止まった。
動かない。奴は死んだ。
小さな猫、ミーコは奴に勝った！
勝負が終わりミーコは何事も無かったように少年の元へと。
良かった！ミーコ！凄いぞミーコ！
有り難うね！とミーコを抱き締める少年。
ミーコの愛の力。お兄ちゃんを守る愛。
ミーコと少年は会話をしていたのです。
そう！少年はミーコと会話が出来ていたのです！
変なオッサン、少年の時～猫と話が出来たのです。
誰も信じない会話。
でも！実際に会話をしていたのです。
いつも一緒のミーコと少年。
少年にはお姉さんが一人。お姉さんとは遊ばない。
ミーコといつも一緒だったのです。
続く。
