『心の架け橋』優

有料ブログ・心の架け橋・魂のお掃除

『ついていない僕達』第1話

1月26日

 

僕は甲子園を目指している高校球児です。高2ですので、この夏に最後となります。

 

僕は、ピッチャーで打つのは得意。4番、5番バッターになる。でもね、僕のチームは良くて県大会2回戦までなんです。僕も怪我ばっかりしているし本気で投げ込めた時は無かった。まぁ仲良しチームです。

 

そして、3年生となりました。最後の夏です。

みんなで誓った言葉。負けても泣くな!悔いなく最後まで戦え!

 

そして、僕らは最後の夏へと進んだのです。1回戦は僕らより遥かに強いチーム。

誰もがコールド負けと決めつけた対戦カードとなり、僕らは陰で言っていやがる奴らを相手にはしないで猛練習するのです。監督は一様野球経験者。部員は、なんと、全員集めても、16人だけ。全員ベンチに入れるのです。3年生は5人。

 

試合が始まります。僕は絶好調。エースです。4番です。3年間かで最高の出来上がり怪我もしていない絶好調なのです。

 

先行は僕のチーム。先頭バッターセンター前にヒット、続くバッターは内野エラー、ノーアウト、1塁2塁のチャンス。続くバッターはダブルプレーで、2アウト1塁。そして僕となる。僕らの義理の学校からくる応援団も、やっぱりな、これだよな、早く終われよ。熱いからよ。と聞こえてくる。 あっっぁです。

 

そんな中、僕はバッターボックスへ入る。 レフトへ向ける。しかし、1塁ランナーが大きくベースを過ぎてアウト。ヒットを打っても点数は入らない。

ほ~らな、ヤッパリな。と声が聞こえてくるのでした。

見方からも貶される僕達。あっっぁ暴れてやろうか。この野郎!と心で思う。

 

そして、僕はマウンドへ。

 

第1球、ずど~ン。ミットに収まる。球場がどよめく。僕の投げた球に歓声が上がる。

 

スピード表示は150㌔。ストライク。こんなピッチャーがいたなんて!

どよめくのでした。僕は平然と多球種を投げて、3者三振とした。

 

 

チェンジ\(◎o◎)/! 僕らの応援団が大声援となる。

 

心地が良い。これだよ、これ! 高校野球

 

 

 

 

続く。