『心の架け橋』優

有料ブログ・心の架け橋・魂のお掃除

『変なオッサン物語』第23話

3月19日分

 

少年時代の夢。

 

皆様もそうだったかな? 年代かな?

 

少年は小学生になってから、集落ごとに、男の子なら、ソフトボールを始める。

正しく、田舎育ちの少年は、ソフトボールが好きとか嫌いとか関係なくソフトボールを始めさせられたのです。やってみれば面白い。少年はソフトボールが好きになって行くのでした。

 

しかし、成長と共に、そふ地ボールでは、面白くなくなって行くのでした。

 

大人達がやっている野球へ憧れて行き、いつの間にか野球が大好きになったのです。

 

少年の家は貧しく、やっとテレビが見れるようになった。しかし、他の家では、カラーテレビとなるも、少年の家は白黒テレビ。白黒テレビで見た野球!

 

そう! 夏の甲子園大会! 一気に少年の心は、高校野球で、甲子園に出たい!

ピッチャーで出たい! 四番バッターで出たい!と、少年の夢は大きく、大きく膨らむのでした。

 

そんな中でのソフトボールではつまらない。

 

あっっ 野球がやりたい。

 

大人達がやっている草野球に憧れて、時間が有るといつも見ていた草野球。

 

草野球をしている大人たちの中には、同じ集落の大人もいました。いつも見ていたので声をかけてくれて、練習をさせて貰えるようにもなり、少年の心は、野球だらけとなつて行くのでした。

 

家の手伝い、少しの時間を創っては、1人で黙々と練習をするようになったのです。

 

練習の道具は、買えない。すると、使い古しの、グローブ、ボール、バット、を大人たちがプレ背然としてくれたのです。もう、少年は嬉しくて、宝物にしました。大切に大切に使うのです。

 

道具が出来た少年は家の直ぐ近くに練習場を見つけたのです。

 

そこは、ある施設のゴミ焼却所、ゴミを入れておく大きなブロック塀に囲まれていました。

 

よし!ここてで練習しよう!少年は勝手に決めつけて、さぁ~練習開始!

 

しかし、しかし、そこは!

 

 

 

 

続く。