1月29日
1回裏・ノーアウト・3塁・バッターは2番
初球を投げた! スクイズ! 先制点が入った!
と思っていたら、バントした選手は、既に2塁ベースを周り、3塁へ!
あっという間の隙、足は速かった。そして、隙を見逃さなかった。
さぁ~相手は浮足立つ。格下の僕達を相手に好き勝手やられ始めた。
僕らは止まらない。続くバッターも2塁打、次の僕は、シングル!
気が付けば、打者一巡の猛攻撃、一気に8点を取ったのだ。
応援団は物凄かった。
誰が予想したろうかこの展開。試合は分からないもの。高校生なんて特に分からないもの。
僕達はこのまんまの流れで、この試合も勝利したのです。
試合結果は、まさかの 『31点 対 0点』 5回コールド。僕達の勝ち。
歴史に残る奇跡の試合。
全くついていなかった僕達のチーム。最後に2試合勝った。それも凄い勝ち方。
一体どうなってしまったのか。
次の試合が楽しみになったのです。
もう、僕達も悔いはないので、思いっきり試合するだけ。
そして、3回戦の相手は。あっっっついていない。と言うかついて入る。
春の優勝校ではないか。ははは笑うしかない。僕達が試合をしてもらえるなんて光栄すぎる。申し訳なく思う。
試合当日、
どんよりした曇り空、何か漂う、試合時間は前の試合が伸びて遅れている。ナイター設備はあるが。試合開始は16時~。
先発は僕。そうです僕しかピッチャーはいません。 笑
先行は相手のチーム。相手はやはり、エースではない。そりゃそうだ。ベンチの中でみんなで納得。
続く